Eagle Library Searchという実行プログラムを使用し、実行するとEageライブラリにあるファイル名から、ファイル名と上記Exportを行う記述のliblist.SCRを作成してくれます。
SCRはEagleの簡易言語やBatchファイルみたいなインタープリタで、テキストファイルのスクリプトを実行します。
Eagle Library
SearchはWindowsへのインストールが必要で、それ自体はあまり作りがよくありません。 想定した位置にファイルがないとうまく動かなかったり、正しい位置にファイルが作成されず、またそれらへの設定もありません。
そのために、以下の点を注意して操作する必要があります。
Installの注意 - Eagleのbinと同じbinフォルダへインストールします。
Eagle Library
Searchは、古いEagleのインストール先のフォルダをインストールのデフォルトにしているために、インストール先がずれます。
Eagle Library Search起動時に、自己フォルダにEagleのファイルが見つからないと、起動に失敗します。
Eagle Library Searchを起動し、Create Script fileを実行するとliblist.SCRを生成します。
実行終了はDone;please run the script 'liblist' from Eagle and
restart Eagle Library Search --> see Helpと、ちょこっとステータス行の表示が変わります。
よって、生成終了後はいったん終了させます。
生成ファイルの移動
Eagle Library Searchで生成されたliblist.SCRをライブラリ編集画面のFile-RUNにて実行すると、*.lstファイルが生成されます。
上記SCRを実行すると、私の環境ではExport出力がEagle ProjectのCMDLANに生成されていました。
・Eagleでは最後の実行フォルダを保存するようですので、注意が必要です。
・Eagle Library SearchではEagleのProgramのあるbinを想定しているようです。
・私のEagle環境では、複数のフォルダにライブラリが登録されているにもかかわらず(Directory指定で複数箇所を指定している)、標準位置のライブラリのみが対象となっています
従って、このままではEagle Library Searchを再起動しても何も起こりません。
再起動前に、上記で生成された*.lbr.lstファイルをプログラムのbinフォルダに移動します。
その後にEagle Library Searchを再起動すると、binフォルダにある*.lstから自動的にliblist.lstを作成し、*.lstを削除するようです...
起動するだけで、自動削除っていうのは、とても怖いと思うのですが...
liblist.lstがEagleのlbrフォルダ内に作成されます。
ただし、これで出来上がったLiblistは単にIC名とライブラリ名の一覧なので、ほとんど役に立ちません。
それよりも、削除されてしまった*.lbr.lstに情報は詰まっていますので、それをWindowsから検索したほうがよさそうです。
ちなみに、ファイル拡張子を*.lst(リスト)でなく、*.txt(テキスト)に変えておいたほうが、Windowsの検索の使用できるので便利です。 (rename
*.lst *.txt)