PSLM Ver.1(以前のバージョン)は、障害がある患者さんを多く診察されていらっしゃる医療機関様の相談を受け、弊社にて開発を行いました。
介護や障害をもつ患者さんの医療では、何年、何十年という長期間にわたり基本となる薬を処方し続ける必要があります。
また、入院患者さんの場合も、同様に同じ処方を繰り返し、管理する必要があります。
一度にたくさんの種類の医薬品を処方する患者さんでは、処方に細かい指定を行う事もあるため、カルテ記載は非常に神経を使うことになります。
また、手書きのカルテから指定された医薬品をピックアップし、薬局への処方箋を作成する際も、同様に大変な作業です。
このプログラムでは、医師が直接医薬品ラベルを作成することができるため、医薬品の間違いや誤転記などによるトラブルを減らすことができます。
簡単に使えること、処方ミスを減らすこと、無駄な手間を減らすこと、標準化を図ること、履歴記録を残すことなどを特に意識して開発を行いました。
インターネット上で公開されている、医薬品情報をPCデータベースに取り込むことで、医薬品の個別登録が不要になりました。
また、機能をラベル発行に特化することで、シンプルで、一度使えばわかりやすく、ツール(道具)としてのソフトウェアとなっています。
Ver.2では担当医師が増えたために、複数のPCから操作ができる用にラベルプリンタおよびデータベースをネットワーク対応しました。
同じフロアで複数の診察を行う場合は、1台のラベルプリンタをTCP/IPにて共有して印刷が行えます。
また、ネットワークを直接制御してラベル制御を行うために、高速にラベルを印字できるので、複数のラベル印刷でもストレスを感じません。 ラベルプリンタは、固定IPにより運用します。
処方履歴のデータベースや医薬品のデータベースをネットワークドライブにて共有するので、登録を行った端末以外からでもカルテ情報を参照することができます。
Ver2.0は、Microsoft社が提供する、開発環境であるVisual Studio 2005により、新たに作成しました。(Ver1.0はVisual Studio 2003)
XPの標準である、.Netframework 2.0に完全対応しています。