書籍用二段バーコード読取りについて


Metrologic社製のMS7120 Orbitなどが書籍用2段バーコード(多段バーコード)読み取りに対応いたしました。
(2003年夏出荷モデルよりこの機能に対応しております。)

書籍用2段バーコード読取りとは?

一般的に書店やコンビニなど流通しています本には流通形態から2通りあります。
1つは書籍として流通するもの。もう1つは雑誌として流通するもの。

書籍と雑誌では、それぞれを管理するコードの仕組みが異なっています。

書籍の裏表紙をご覧ください。

近年発行された書籍の場合、バーコードが2段組みで印刷されています。
これは書籍として流通している本に印刷されたコードで、国際標準図書番号体系(ISBN)をJAN体系に組み入れたものです。コードは日本図書コード管理センターにて管理されています。

これらを書籍JANコードと呼びます。書籍JANコードの形式は次のようになっています。

1段目

978 4 X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 C/D
フラッグ 国コード 月号コード チェックデジット
978は、ISBN/JAN結合コードの印です。
国際的に決められ、常に978です。
次の9桁は、チェックデジットを除いたISBNコードです。最後の桁は、JANコードのチェックデジットです。


2段目

192 C1 C2 C3 C4 P1 P2 P3 P4 P5 C/D
フラッグ 分類コード 本体価格 チェックデジット

192は、書籍JANコードの2段目を表す印です。
常に192です。
その後の4桁は日本図書コードの分類コード 、続いて5桁は本体価格を示します。
最後の桁は、JANコードのチェックデジットです。

 

バーコードスキャナと多段バーコード

通常の設定ですと、バーコードスキャナは読取範囲にあるバーコードを入力します。
よってどちらか一方のバーコードのみが入力されたり、読み取るごとに順番が一定せずに出力します。
スキャナに2段バーコード読取設定を行うことで、これら上下2つのバーコードはペアであるという認識をさせ、2つ読み取った上で初めて出力します。

 

設定方法

MS7120への多段バーコード読み取りの設定は以下のように行います。
この設定は書籍用に限らず、EANコードの上下の先頭2桁(国コードフラグ部分)を利用して行われます。
設定シートから以下の設定を行うことで、1セット分の設定が完了します。

  1. 1段目のバーコードの1桁目を設定
  2. 1段目のバーコードの2桁目を設定
  3. 2段目のバーコードの1桁目を設定
  4. 2段目のバーコードの2桁目を設定

同じ手順で、4セット分まで設定を行うことができます。

したがって書籍用の2段バーコードを登録する場合、1段目に”9”、”7”を、2段目に”1”、”9”を設定することで書籍用の2段であると判断して多段バーコードとして読み取りを行います。

本設定は特殊仕様のため、標準設定シートには添付されておりません。
ご購入の際に、「2段バーコードをご希望」とご請求いただきますと弊社でシートを作成し、無償で添付しております。

 

参考


※本ページの記載内容は、日本図書コード管理センター発行「日本図書コード書籍JANコード実施の手引き」より引用しております。

Last Update : 2011/09/09


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