EPSON Advanced Printer Driverからのキャッシュドロワをオープン手順
Windowsドライバ(Advanced Printer Driver)を使って、プリンタ連動タイプのキャッシュドロワをオープンする手順を示します。
インストール
プリンタ連動タイプのキャッシュドロワをオープンするには、レシートプリンタをインストールする必要があります。
ここでは、TM-T883をインストールします。
ADT208J.exeを実行します。下記の画面が表示されます。
「使用許諾契約に同意します」を選択、「次へ」をクリックします。
ファイルを保存するフォルダを確認し、よければ「次へ」をクリックします。
変更の場合は「変更」ボタンを押し、変更を行います。
「OSの選択」「言語の選択」を確認し、「次へ」をクリックします。
インストールが必要なモジュールを選択、「完了」ボタンをクリックします。
選択したモジュールがインストールされます。
上記は、TM-T883以外に、他のプリンタやDM-D110STもインストールされています。
コンピュータを再起動して、インストール完了です。
機器の接続
機器を接続します。ここでは、以下のように接続しています。
PC = TMT883(レシートプリンタ、パラレルI/F) = DWB48MDK(キャッシュドロワ、DKD
I/F)
機器の設定
スタートボタン=>プリンタとFAX
以下の画面が表示されます。EPSON TM-T88III Receiptがインストールされていると、このように表示されます。
EPSON TM-T88III Receiptを選択、マウス右クリックで「プロパティ」を選択します。
「ポート」タブをクリック、TM-T88IIIが接続されているLPTポート番号と、上記画面のLPTポート番号が同じであることを確認します。
違う場合は、上記画面で該当するLPTポート番号を選択します。
「適用」をクリックします。
「デバイスの設定」タブ、「給紙方法と用紙の割り当て」で設定を行います。
確認のうえ、「適用」、「OK」をクリックします。
LPT1にEPSON TM-T88IIIと表示されました。これで設定完了です。
ドロワをオープンする
Advanced Printer Driverを使用して、TM-T88IIIの機能を実行します。
この機能を実行するために、"control"という専用のプリンタフォントが用意されています。
"control"フォントを指定し、指定された文字を入力し印刷を実行すると、対応する機能が実行されます。
以下、機能の一部です。
文字 |
特殊機能 |
A |
ドロワ1を50msでオープン |
B |
ドロワ1を100msでオープン |
C |
ドロワ1を150msでオープン |
キャッシュドロワをオープンするために、ダミーのドキュメントを作成します。
Word2000は仕様により表示を行えないため、ここではワードパッドを使用します。
ワードパッド、ファイル=>ページ設定で、以下の画面を表示します。
「プリンタの設定」をクリックします。
「プリンタ名」で「EPSON TM-T88III Receipt」を選択します。「プロパティ」をクリックします。
「詳細設定」をクリックします。
「用紙サイズ」で適切なサイズを選択、「OK」をクリックします。
後、全ての画面で設定を確認の上、「OK」をクリックして、ページ設定を閉じます。
ダミーのレシートドキュメントを作成します。
キャッシュドロワをオープンさせたい位置に、"control"フォントを埋め込みます。
TM-T88IIIがインストールされていると、フォント選択欄で"control"を選択できます。
"control"を選択し、文字を埋め込みます。例では"A"「ドロワ1を50msでオープン」を埋め込んでいます。
ファイル=>印刷、「全般」タブで、「プリンタの選択」がEPSON
TM-T88III Receiptであることを確認し、「印刷」ボタンをクリックします。
レシートが印刷され、最後にキャッシュドロワがオープンします。
参考
Last Update : 2011/09/09
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