QC890 - Quick Check® 890 Verification System  
 1次元バーコードシンボル品質検証機
米国ハネウェル [旧社名 ハンド・ヘルド・プロダクツ社]製   [QC890は、2012年2月末にてメーカー販売終了となりました。]


 

バーコードの印刷品質を数値化して合否判定

JAN、Code39, CODABARなど1次元バーコードの印刷品質を検証
最新のISO/JIS規定によるバーコード検証方法及び、従来方式の検証方法に対応
検証に必要な測定機能をコンパクトなボディにすべて集約
Windows PC/PDAと接続して検証操作


 バーコードシンボル印刷品質の合否判定


バーコードの読み取り不良を減らそう!!

店舗POSやレジで、商品バーコード読み取り不良は大きな問題となります。
大量に流通する商品などで、バーコードの読み取り状態が悪いと、レジ業務に大きな混乱をきたし、重大なクレームの原因となります。
手持ちのバーコードリーダーで読めるからと言っても、それはたまたま読めているだけかもしれません。

読めない/読みにくいバーコードがあった場合、商品メーカー側の問題なのか、店舗側のバーコードリーダが悪いのか切り分けすることができます。
実際に大量に流通している商品であっても、テクノベインズの独自調査でも印刷されたバーコードの品質に問題が見つかっています。
基準を満たしていないバーコードシンボルは、店舗により読めなかったり、読み誤ったりするなど、お店に大きな損失を発生することになります。

定期的にバーコードシンボルの健康診断を!
バーコードシンボルの印刷品質について検証を行うことで、合否判定やバーコード品質グレード として表示ができるので、安心してバーコードの運用が可能になります。

見た目に美しく印刷されたバーコードシンボルであっても、実際に検証機で評価してみると、NGとなることがあります。
バーコード検証機を用いることで、バーコードの印刷状態を品質ランクや数値として表示できるので、バーコードでのトラブルを未然に防いだり、またトラブルが発生しても早期に解決することができます。
商品製造メーカー、パッケージデザイナー、店舗や問屋・流通、段ボール・包装材料印刷製造所、工場・軽工業用途など 、バーコードシンボルを利用する現場で、たのもしい戦力となります。

テクノベインズ特製評価シートを用いた検証風景

参考:DTPで作成したバーコードをQC890で検証する


 従来方式と最新のISO/JISでの検証方法に準拠

商品バーコードの読み込み不良の原因解析に最適

従来は、おもにバーコードシンボルの黒と白の反射率の比や印刷サイズでバーコードシンボルの検証が行われてきました。
近年国際的な工業規格であるISOや国内工業規格であるJISでバーコード検証方法が規定され、従来と異なった基準で判断されるようになっています。
QC890は、これら最新の検収方法にも対応しています。

ISOと従来方法での検証は、検査の考え方が異なるために、ISOでの検証に合格しても従来方法では不合格になる場合や、またISOでの検証に不合格でも従来方法では合格になるというケース があります。

QC890はISO方式と従来方式の両方を同時に検証し結果表示するため、より安定した品質を求めることができます。


  社内でのバーコード入り版下作成やプリンタでのバーコード印刷には検証を推奨します。


DTPでのバーコード版下作成の検査用にも最適

流通商品のパッケージなどでバーコードシンボルを印刷する場合、以前はバーコード専用の精度の高いフィルムによる版下を用いてきました 。
近年イラストレータなどPCを用いたDTPソフトにより、簡単に印刷原稿や版下の作成ができるようになってきました。

そのため多くの店舗等に流通する商品の場合、自分で作製したバーコードがさまざまなコンディションのバーコードスキャナで読まれることが考えられます。
マージンが低いバーコードスキャナで、品質の悪いバーコードシンボルの読み取り時を行うと、エラーが発生します。
流通商品でバーコードシンボルを用いる場合、高い品質のバーコードシンボルを作成することがポイントとなります。

あらかじめISO/JISなど規格で定められた検証方法で検査を行うことにより、安心してお客様へバーコードをご使用いただくことができます。

下記の例はテクノベインズ社内にてDTPソフト CorelDrawを用いて出力したバーコード例です。
このテストでは、一般的なレーザープリンタにより出力したものを用いています。
標準設定のまま生成したバーコード
グレード:B - 3.00
解像度をプリンタに調整して生成したバーコード
グレード:A - 4.00 最高品質

画面的にはほとんど同じであると思います。
しかし実際にレーザープリンタで印刷したものを検証機をかけると、右の調整したものはA - 4.00と 最高品質を示すのに対して、標準設定のまま生成したシンボルはB - 3.00とグレードがかなり低くなります。

DTPは便利ですが、本来バーコードの性質を理解せずに扱ったり、特にバーコード生成オブジェクトが生成したビットマップを 、あとから拡大や縮小したりすると、いきなり品質が低下します。
いくつもの条件により、バーコード品質は変化します。実際の印刷やインク・用紙の特性によって光の反射状態やインクのにじみも異なります。
これらは微妙なものが多いので、肉眼での良否判断は非常に難しいと思われます。
バーコードを含んだ商品パッケージをDTPで大量に作成する場合、QC890であらかじめバーコードの品質を検証されることを是非お勧めいたします。

参照: DTPで作成したバーコードをQC890で検証する



 世界的なバーコード機器メーカーHoneywell社 Scanning and Mobilityy
Honeywell社 Scanning and Mobilityの高い読取性能のバーコードスキャナを使用することで、ビジネスに重要な時間やコストの大きなメリットを得ることができます 。

Honeywell社 Scanning and Mobilityは、世界的 内視鏡メーカのWelch Allyn社のバーコード事業部として発足し、Hand Held Products(HHP)として分社。
2007年に、センサなど電子部品からジェットエンジンなど航空宇宙産業まで手掛ける、米国ハネウェル社に吸収合併される。
現在は、ハネウェル社のスキャナ事業部として、その優れた光学・照明技術と高品質な生産技術をベースに、バーコードリーダーの世界市場において、常に高い信頼と評価を得ています。
 

(テクノベインズはHoneywell 社の バーコード製品の国内販売店です。)
 

※USBインターフェースタイプのQC890は、PC接続にUSB COMポートエミュレーション機能を使用します。
USB COMポートエミュレーション機能を使用する場合、PC側にUSB COMポートエミュレーションドライバ(Virtual COM)のインストール が必要です。 


ご購入は

[QC890は、2012年2月末にてメーカー販売終了となります。]


バーコード検証サービスのお知らせ

これまで一部のお客様のみ対応しておりました、バーコード品質検証サービスにつきまして、一般受付を開始いたしま した。
検証報告では、イメージ分析、検証結果についての考察、問題あるバーコードの改善アドバイスなどを行います。
QC890ご購入までは必要ない、また予算的に厳しいなどの場合、ぜひご活用ください。 

印刷バーコードの品質グレード判定 バーコード検証サービス[有償]のご案内
 

 

参考

 


参考技術情報

 

Bluetooth is a trademark owned by Bluetooth SIG, Inc., U.S.A. and licensed to Honeywell.

本製品は以下のカテゴリーおよびキーワードで示されます。:
バーコード検査, バーコード品質, バーコードチェッカー, バーコードべりファイヤ, バーコード印刷チェック, 印刷グレード, 読取不良,

本カタログ記載事項は、予告無く変更されることがあります。また記載されているメーカ公表の性能参考値は工場出荷時の代表的な値または設計時の値をあらわすもので、製品個々の性能を保証するものではありません。

Last Update : 2017/01/31