シリアル接続キャッシュドロワ
本体製造:台湾, ソフトウェア:テクノベインズ
・DWS48MRSはパソコンのRS232シリアルインターフェースに接続して使用するキャッシュドロワです。
・シリアルポートから信号を送ることで、トレイを開くことができます。
・コインや紙幣のサイズは調整可能なトレイを採用しています。
・前面スリットからドロワを閉じた状態でコイントレイの下へ紙幣を入れることができます。
・開閉センススイッチにより、引き出しが開いている・閉じているをソフトウェアで検出することができます。
名称変更のお知らせ:本製品はDWS48MRS-2[MSW]に名称が変更となりました。
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開いたところ
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製品名 |
DWS48MSW |
紙幣 |
4ブロック(調整可能)
予備仕切り1枚、札押さえ1個付属 |
貨幣 |
8ブロック(前列固定、後列調整可能)
予備仕切り1枚付属 |
貨幣トレイ |
分離可能 |
寸法 |
幅 |
410mm |
奥行き |
425mm |
高さ |
90mm |
質量 |
本体 約7kg |
インターフェース |
RS232 簡易シリアル |
接続コネクタ |
ドロワ背面 Dsub 9Pin メス |
ケーブル付属(9Pin オス-メス)ストレート結線 |
電源 |
ACアダプタ付属 |
本体色 |
アイボリー |
強制開放 |
付属の鍵による |
鍵 |
2個付属
左:ロック、中央(鍵が縦状態):PC制御、右:強制オープン |
その他 |
前面紙幣スリットつき |
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ドロワ内部トレイ
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背面
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トレイ調整
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コイントレイの仕切りを持ち上げる |
コイン仕切り |
紙幣仕切り |
紙幣押さえバー |
コイントレイの後列(前列は固定)及び札入れ部仕切り、紙幣押さえは幅の調整可能です。
仕切りを移動することで、使いやすいサイズに調整することができます。
仕切りやバーは、ラッチ付きのはめ込み式ですので、特別な工具無しで変更ができます。
コイン仕切り、紙幣仕切り、紙幣押さえバーは1個予備が付属しています。
コイントレイ
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コイントレイは紙幣トレイから分離できます。 |
ドロワ前面スリット
ドロワ前面スリットはコイントレイ下に直結しています。
たくさんの紙幣をコイントレイ下に入れてドロワを使用した場合、お札の厚みでコイントレイが持ち上がり、開閉時トラブルを発生することがあります。コイントレイ下をご使用される場合、たくさんの紙幣などを入れないよう、充分にご注意ください。
ソフトウェア
本製品は、Windowsパソコンからオープンできるユーティリティソフトウェアが付属しています。
また、マニュアルにはVisual Basicから使用できるサンプル添付されております。
DWS48MSWではDrawerOpen V1.1以降をご使用ください。
データベースソフトなど、外部プログラムの実行ができるアプリケーションからこの添付ユーティリティを呼出(EXEを起動)しますと、ドロワをオープンすることができます。
パソコン接続ケーブルについて
Windowsパソコンへ接続するケーブル1本が付属しています。
カウンターテーブル等に組み込むなど、付属ケーブルで長さが足りない場合、市販のRS232用ストレートケーブルがご使用になれます。
付属接続ケーブル
配線情報 |
Dsub9Pin オスーメス |
ケーブル長約180cm |
全芯結線 |
ストレート結線 |
参考 : 通信ケーブル情報
USBインターフェースについて
USB232-00をご使用いただくことで、USBインターフェースのノートパソコンでも本キャッシュドロワをご使用いただくことができます。
付属電源
ACアダプタ(DV1250J) 12V500mA が1個付属しています。(ACアダプタは変更される場合があります。)
+12V 500mA DCストレートプラグ 外形5.5φ内径2.1φ
センタープラス
電源ケーブル長さ 185cm
Q&A
Q.DWS48MSWの開閉センススイッチはどのように使用するの?
スイッチはRSポートのRI端子で現在の状態を読むことができます。(現バージョンではDCDにも出力されています。)
Windowsから見た場合、扉が閉まっている場合、RIはHighになり、扉があいたりケーブルが外れている場合RIはLowになります。
また、ドロワ内部でCTS-RTS,DTR-DSRはループされています。RXDへの出力はありません。
Q.DWS48MSWとDWS48MRSとの違いは?
A.スイッチ機能が追加されました。
また、シリアルインターフェースが変更されました。(接続コネクタ及びソフトコントロール仕様が変更されています。)
ドロワシャーシ及びトレィはDWS48MRSとDWS48MSWは共通です。
Q.開閉プログラムは従来(DWS48MRS)から変更する必要があるの?
付属ユーティリティはDWS48MSWに対応した新しいバージョンのものが付属しています。使用方法は従来と同じです。
ご自分で開閉コマンドを作成された場合、インターフェースが変更されていますが多くのケースではそのまま使用できます。但し、プログラムの作り方によっては一部正しく動作しない場合もございます。以下の点にご注意ください。
- 電源投入後はしばらく開閉しません。
- Break出力信号では開閉しません。必ず、文字コードを送ってください。
- 連続してコマンドを送った場合、開閉しないことがあります。
- TXD入力に対してソレノイドの出力ディレィが短いため、なるべく低速ボーレート(300BPS程度)を使用を推奨します。
- 一定時間経過するとオープンコマンドが連続送出状態でも、ソレノイド出力は自動的に遮断されます。
Windowsで動作させた場合、パソコンの設計によっては、常にBreak信号が出続けたり、起動時不用意にシリアルポートに信号を出力するものがあり、それら問題があるパソコンでも、偶然にドロアがあいてしまうことがないように変更されました。(ほとんどのパソコンでは問題ありません。)
本カタログ記載事項は、予告無く変更されることがあります。また記載されているメーカ公表の性能参考値は工場出荷時の代表的な値または設計時の値をあらわすもので、製品個々の性能を保証するものではありません。
Last Update : 2011/09/09 |