凍結保存された検体保管用の試験管システムにおいて、個人情報保護の観点から検体には匿名化された番号のバーコードが採用されています。
検体を取り出す際、正しい検体であるかを確認する方法として、試験管の張られたQRコードから検体IDを特定し、検体内容を表示します。
本システムでは、匿名化システムなどから出力されるデータを、試験管保管情報などと紐づけし、必要なデータを画面表示します。
受け取ったデータは、暗号化されたうえファイル保存されます。
凍結保存用試験管ラックは、フリーザ内にたくさんチューブが収容できるように、1cm〜程度の間隔でたくさんの試験管が並びます。
チューブキャップに検体ID(試験管ID)が張られるため、高密度に配置されたラック内の試験管においては、通常のQRコード読み取り装置では、目的以外の試験管を読み取ってしまう恐れがあります。
また、ラックには目的以外の試験管も入っていますので、凍結状態を維持するために、ラック状態で、高密度に配置された試験管から、目的の試験管のデータを読みだし、高速に表示確認を行う必要があります。
開発コストを抑えるため、ハンディターミナルは汎用の表示プログラムを利用しています。
汎用のハンディターミナル表示プログラムで目的データが表示できるように、ハンディターミナル表示可能な形式に変換を行いダウンロードを行います。