UCM-0822A防じん試験

[English]



第1回防じん試験

labo.jpg (65840 バイト)2003年7月17日、産業技術研究所にてUCM-0822Aの第1回防じん試験を行いました。

machine.jpg (39767 バイト) ucm0822a.jpg (41351 バイト)今回はIP5X,IP6Xの試験方法である、最大粒径75μmのタルク粉を用いたIEC529及びこれに整合したJIS C 0920, 4520に規定された方法で行っていただきました。
密閉式なので、常圧での試験となりました。

 

まだきれい→

防じん試験装置 DT-5S

試験を待つUCM-0822A

実際にパウダー状の粉を装置上部から空気といっしょに送り込み、試験装置内部に浮遊(ものすごい粉の量ですが)させテストしました。

装置にはワイパー付きの、のぞき窓があるのですが作動後なかは粉だらけで見えません。
8時間試験後、表面はものすごい状態でした。

8時間試験終了直後のUCM-0822A→

powdered.jpg (37066 バイト)
closed.jpg (44358 バイト)

ここまでいろいろな素材の選択、対策・試作を繰り返し設計してきました。
今回初めて公的な機関での正式な試験装置で測定を行いました。

この後、社へ持ち帰り装置動作が確認できましたので、IP5Xレベルの「防塵」性能はクリアしていることを確認しました。

今回最上位ランクのIP6Xを視野に入れて試験を行ったのですが、結果として、コネクタ部分での浸入が微量ですが認められました。
実際に試験環境で測定してみて、現状処理でも侵入はほぼ阻止できていますので、対策レベルをあと少し上げると「防塵」を超えた「耐塵」(IP6X)までいけそうなことがわかりました。

試験的に耐塵はすばらしいけれど、防塵対策を行えばその分コストが上がります。
(防水などにも使用する特殊なスポンジなどを用いてシーリングしています。ケースでの熱結合を阻害せずに防塵対策を行うことは技術・コスト的に厳しいです。さらに難燃素材の場合、使用できるものが限られてきます。)
通常用途では問題ない現時点での対策で終えるか、更なる追求を行うか、この辺の判断が難しいところであると思います。

 

タルク粉を落とし、試験機から取り出す。
opentop.jpg (50068 バイト)
試験後、初めて蓋を開いた瞬間

 

第2回防じん試験

2003年7月31日産業技術研究所にてUCM-0822Aの第2回防じん試験を行いました。
前回の若干漏れていた箇所の防塵強化を行い試験を行った結果、浸入は認められず(耐塵:IP6X)のレベルであることを確認しました。

装置として最高レベルのIP6Xまでの性能確認ができましたが、この商品は耐塵レベルでの使用が目的ではありませんので、製品仕様としては1ランク下のIP5X(防塵)とします。

 

 

参考


Last Update : 2011/09/09


戻る トップページへ ご注文方法について 更新情報 
 テクノベインズ株式会社 〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目31-4 ツナシマ第1ビル2階 電話:03-3832-7460 (平日:09:00-17:30) FAX:03-3832-7430
Techno Veins Co.,Ltd. Tsunashima Daiichi Bldg 2F, 31-4, Yushima 3, Bunkyou, Tokyo, 1130034, JAPAN. Tel:+81 3-3832-7460 FAX:+81 3-3832-7430  sales@technoveins.co.jp (弊社地図)
©Copyright Techno Veins Co.,Ltd. 1987-2011. All rights Reserved.