USB232でプリンタを使用する際の注意


USBシリアルコンバータ(USB232-00)にシリアルインターフェースのプリンタを接続し、WindowsドライバからCTS-RTS制御にて印刷をされる場合、印字ページの最後の部分が正しく印字されずに、次のページ印刷時にその部分が印字されることがあります。


原因

Windowsドライバでは、ページ印刷終了時パソコン内のプリンタデータ送信バッファが空になった時点で、すぐにシリアルポートをクローズし、通信制御線を通信終了状態に変更してしまうものがあります。
USB232とパソコン間は印字データがUSBのデータパケットとして送られていますので、パソコンのシリアルポートから直接データを送信する場合より、(USBパケットを構成する分)データがすべて送信終了するまで、わずかではありますが余分に時間がかかります。
パソコン・プリンタ・ドライバなどの組み合わせのケース(特に最近の高速CPUのパソコンと比較的印字速度の遅いプリンタを組み合わせた場合など)によっては、パソコン側が印字データを送りきれていない状態でシリアルポートの対して通信を終了(クローズ)してしまう場合があります。
そのために、印刷の最後の部分が正しく印字されずに、次の印刷時(制御線が送信可となった時点)にパソコン内のUSB232ドライバのバッファに蓄えられているデータが印字されます。
シリアルポートのオープン制御は、プリンタドライバやUSB232のデバイスドライバではなく、Windowsのプリントマネージャが管理しているため、プリンタドライバでは対応できません。
(この現象はWindowsMeで確認しました。)


対策

このような現象が出た場合、Windowsプリンタドライバの通信XON/XOFFによるソフトウェアによる通信制御をお試しください。

wpe4.gif (11054 バイト)    wpe3.gif (8942 バイト)

XON/XOFFを用いることで、弊社で問題発生を確認した組み合わせにおいても、問題が回避され正しく印字されることを確認しています。
もし、上記方法で問題が発生するようであれば、弊社までご連絡をお願いします。


参考

 

  Last Update : 2011/09/09


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