USB接続機器についての情報
USBは多くの利点を備えたインターフェース規格です。
かなりインテリジェンスが高いため、場合によっては注意を要することがあります。
電源の規格の注意
USBインターフェースはHUB(ハブ)とよばれる装置により、コネクタをいくつかに分岐させることができます。
HUBには電源供給として、2種類の方式があります。
- パソコンやHUBを連結接続した場合など、接続した上位側の機器から電源をわけてもらうタイプ(バスパワー)
- HUB自体が電源を持っているタイプ(セルフパワー)
USBコネクタは、接続した機器に電源を供給します。
その際の最大電力は一般的に5V 500mAまで使用できると思われています。
これはパソコンのUSBコネクタにUSB機器を直結した場合など、セルフパワーのもとに接続されたUSB機器での話です。
バスパワーHUBの場合、HUB自体の消費のほか、それをいくつかのコネクターに分けて分配する必要があります。
スキャナやキーボードによっては100mAを超える消費電力を持った装置があります。
これらの装置をご利用される場合、パソコンのUSBコネクターへ直結もしくはセルフパワータイプのHUB(HUBに電源を供給しているもの)をご使用ください。
パソコンスタンバイモードでの注意
パソコンによってはスタンバイモードから復帰した場合、USB機器の認識が正しく行われないものがあります。
正しく認識されていない場合、Windowsのシステムのプロパティのデバイスマネージャで×がつきます。
弊社でアプリケーション開発作業中に(弊社販売製品ではありませんが、)市販されているUSB/シリアル&パラレルコンバータで確認されました。
もしそのような機器をお持ちの場合、Windowsが起動されたままの状態で、一旦USBコネクタを抜き、しばらくして差し込むと再認識されるようです。(すべてを確認したわけではありません。)
[追加情報]
Windows98のSP1(サービスパック)では上記問題の解消が行われたようです。
USB関連製品
Last Update : 2011/09/09 |