Micro SmaSvr とは

Micro SmaSvrは、iPhoneやiPad, Android、ノートブックPCやデスクトップPCにより、
従来のレシートプリンタや数字ディスプレイなど 業務用機器の制御を実現します。


Micro SmaSvrとは

iPod touchとMicro SmaSvrによる番号札発行

レシートプリンタなどの機器をスマートデバイスなどから使用したい場合、テクノベインズではSmaSvrという概念を考案しました。
業務用システムを開発する場合、周辺機器(ハードウェア)を利用することが多くあります。
簡単な機能を考える際、レシートプリンタやラベルプリンタのラベル印字や数字ディスプレイへの数字表示だけを行いたい場合、 従来のPCシステムでは少し大きなシステムとなってしまいます。
Micro SmaSvr(マイクロスマサバ)は、iPhoneやiPad, Androidなどスマートデバイスの内蔵ブラウザにより(パソコンを使用しなくとも )、従来の業務用製品をコントロールします。
SmaSvrでは単独のハードウェアをコントロールすることに特化することで、小型で使いやすい装置となっています。

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Micro SmaSvrの動作について

Micro SmaSvrでは内蔵したプログラムにより、ソフトウェア的なWebサーバ機能を実現しています。
(Microでない)SmaSvrで用いているApacheのような本格的な高機能なWebサーバーではありません。

Micro SmaSvrを使用する場合、いくつかの利用方法があります。

1.ハードウェアや各処理専用アプリプログラムを搭載した Micro SmaSvrユニットを用いる。 内部のWebプログラムを用いて周辺機器を使用する。 →  スマサバ・プリント
2.お客様のサーバにあるWebアプリプログラムと組み合わせて、ソケット接続などによりMicro SmaSvrを 経由してレシートプリンタなどを制御する。 → 準備中
3.お客様のハードウェア装置の回路に、スマートデバイス対応プログラムを内蔵したMicro SmaSvrモジュールを組み込み、お客様の装置としてスマートデバイス対応機器として使用する。  → ご要望により対応

 

[技術資料]スマートデバイスとSmaSvrやMicro SmaSvrを接続する例: Micro SmaSvr と 業務系ローカル機器の接続

 

Micro SmaSvrと組込用モジュール

Micro SmaSvrのハードウェア

Micro SmaSvrは テクノベインズで販売中の小型コントローラDS203のCPUやメモリなど内部モジュールを強化した高機能版製品であるDS1206をベースに用いています。
DS203はデバイスサーバとしてテクノベインズで販売しており、同モジュールはテクノベインズのネットワーク製品にも組み込まれて 多くの実績があります。
Micro SmaSvrでは新型デバイスDS1206を利用し、テクノベインズ開発のプログラムを組み込んでいます。
また、DS1206と同機能をモジュールとして、組み込み各社機器の内部に組み込むことが可能です。
組込モジュールを利用することで、従来のシリアルインターフェース機器をネットワークやスマートデバイス対応にできます。[テクノベインズにて専用ソフト開発の対応可能]

Micro SmaSvr(マイクロスマサバ)とは、シリアルポートにより接続した機器をコントロールしたり、ネットワークに公開します。
Micro SmaSvrは、機能を限定したWebサーバ とROM化されたプログラムにより、パソコンやスマートフォン、タブレットPC、ノートPCなどブラウザを内蔵する機器からそのままアクセスが可能です。
モバイルルータなどアクセスポイントを接続することで、iPhoneやiPad、Android端末などとWi-Fi接続して利用できます。
Wi-Fi接続の際は、アクセスポイントのセキュリティ機能を用いて特定のユーザのみ利用を制限することができます。

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専用アプリサンプル
連番券印刷
iPod Touchにて表示


Micro SmaSvrとWebアプリ

一般的な使用方法では、Micro SmaSvrはローカルアドレス(インターネットに機器を公開しない)により運用されます。
PCからの有線LAN接続や、Wi-Fiルータなど無線LANのAP(アクセスポイント)を用いることで、iPhoneやiPad, AndroidなどのWi-Fi対応のスマートデバイスからアクセスが可能です。
(周辺機器を使用する際には、Wi-Fiでの接続が必要です。)
技術的には、Micro SmaSvrはスマートデバイスや、PCのブラウザなどクライアントからの着信を受けるWebサーバとして動作し、POST, GETメソッド応答を行います。
ブラウザ側に特別なドライバ等は必要ありません。 プリンタデータはHttp標準規格であるフォームのPOSTデータとして受け取ります。

連番券発行のようなMicro SmaSvrの内蔵アプリを利用する場合、Web アプリはMicro SmaSvr内のFlash ROMから実行されます。
この場合、スマートデバイスなどクライアント側のブラウザによりMicro SmaSvr内のWebページが表示され、画面操作によりMicro SmaSvr内のプログラムにより連番が印刷されます。

インターネットサーバーのWeb画面からレシートプリンタに印刷を行う場合、Web画面 に印刷データを配置し、ローカルアドレスにあるMicro SmaSvrにPOST送信することにより印刷データと印刷コマンドを送信します。
※GETメソッドでは、URLに付加した形式でコマンドパラメータが受け渡されるため、印刷の場合はPOSTを用いています。

 

Micro SmaSvrとWi-Fi接続について

インターネット上のサーバーのWeb画面からローカルアドレスにあるMicro SmaSvrにWi-Fi接続を行う場合、スマートデバイスはWi-Fi対応のAP(アクセスポイント)を経由してインターネットに接続します。
スマートデバイス側で、Wi-Fi APへの接続設定を行うと、Wi-Fiの通信可能な接続エリアに入ると再接続 が可能となりますので、接続後は簡単に利用できます。
インターネットに接続する場合、Wi-Fi APを経由してWebサーバに接続することができます。
[参照:Micro SmaSvr と 業務系ローカル機器の接続]

ブラウザを経由して異なるドメインの相互間で通信を行おうとすると、ブラウザのセキュリティ機能 (クロスドメイン)によりブラウザの通信が遮断されます。
スマートデバイスをMicro SmaSvrと同じAP(DHCP)に接続することにより、スマートデバイスとMicro SmaSvrが同じローカルセグメントのIPアドレスを持つことができます。
この接続により、スマートデバイスのブラウザに表示されたWebアプリから、ローカルにあるSmaSvrを経由してプリンタへのアクセスを可能にしています。

弊社調べでは、通常ネットワーク対応機器からインターネットへの接続は1系統しか持てませんが、iPhoneでは設定により 、3G回線からとWi-Fi回線の2系統で切り替えなしでの接続が確認されています。
これが利用できる場合、3G接続をした状態であっても、Wi-Fi機器のローカル接続が可能となります。
[iPhone4S複数条件調べ:SoftBank,AU,iOS4,iOS5]

 

 

Last Update: 2012/08/28