従来、PCのキーボードNumLockはBIOSの設定により、電源起動時にキーボードにコマンドが送られ設定されていました。
近年のWindows XPやWindows 2000などNT系OSでは、Windowsによってログインユーザーごとにキーボード管理がなされているために、Windowsのレジストリ内容により起動時のキーボード設定は異なります。
MSDN情報より引用
- Microsoft Windows NT および Windows NT
Advanced Server では、ログオフまたはシステムのシャットダウン時に NumLock
機能はオフになり、その状態がシステムに保存されます。マシンの状態は、レジストリ データベースの HKEY_CURRENT_USER
サブツリーに自動的に保存されます。したがって、この動作を変更するには、HKEY_CURRENT_USER の値を変更します。
- NumLock
キーの状態は各ユーザーごとに固有であり、デフォルトでは無効に設定されています。
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上記情報では、NT系OSではログオフの際にNumLock状態をレジストリに保持するため、ログインユーザーごとにキーボードの設定が変わることになります。
[Windows2000やXPの初期状態では、NumLockはOFFです。]
誤ったレジストリの操作は、システム障害の危険を伴います。ご注意ください。
詳しくは、マイクロソフトのWebサイト、MSDN(Micro Soft Developper Network)、専門書籍をご参照ください。
関係するレジストリエントリ
- HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\Keyboard
ログイン前のWindows起動時のレジストリ
マイクロソフトのWebによる参考文章
MicroSoftMSDNによる情報
- ログオン画面の NumLock キーを有効にする方法 MSDN KB315468
- ログオン時にキーボードの NumLock 機能がオフになる MSDN JP154529
Keywords: kbenv ntregistry KB154529 JP101898
- NUMLOCK によるログオン時の問題 MSDN JP170903 ARTICLE ID: 102978
- ログオン時にログオン スクリプトを使用して Num Lock の状態を設定する方法 MSDN P262625 Knowledge
Base Article ID 262625
- Terminal Server からログオフした後 NumLock 設定がリセットされる MSDN JP217884