RS232制御線


通信を制御するためにハードウェア制御線が準備されています。

送信要求の端末レディなどの信号線がありますが、基本的な考え方は相手のデータ送信を止める事にあります。

ハードウェア制御線を使用した制御とXON/XOFFを用いたソフトウェア制御では、管理の考え方が異なります。

制御線を理解するうえで実際の通信を考えて見ます。

一般的にシリアル通信を行う場合、受信バッファを設けます。また、シリアル通信を行う通信LSI内部にもFIFOと呼ばれる受信メモリがあります。

 

基本となる話ですので、受信FIFOがなかった場合でまず解説します。

シリアル通信が開始された場合、1文字分のデータが受信された時点でそのデータをシリアル通信LSIから引き取る必要があります。
(1文字分のデータは、送信側・受信側のお互いの通信設定で5bit〜8bitのサイズを選択できます。)

もし受信したデータを引き取らないと、次に1文字分のデータが受信された時点で受信データのラッチが更新され、古いデータはきえてしまいそのデータが引き取られなかったことになります。

この状態をバッファオーバーランと呼びます。

 

通信LSI内部の受信回路に設けられたFIFOは

 

 

制御線

    9PinDSub 25PinDSub  
RTS Request To Send 4    
CTS Clear To Send 5    
         
DTR Data Terminal Ready 20    
DSR Data Set Ready 6    
         
         
         
         
         
         
         
         
 

 

 



Last Update : 2011/09/09

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