SPT1500の消費電流についてPalmPDA SPT1500について動作電流測定を行いました。 使用機材 SPT1500-ZRG40400E 日本語 Palm OS 3.5 SANWA CDA-701(デジタルテスタ 200mA電流レンジにて測定 0.1mA単位) 目視測定
SPT1500の電池部を分岐させることで電池電流の測定を行いました。 測定はデジタルテスタを目視により測定していますので、瞬間値は測定できませんのし、かなり誤差はあります。 また、測定は1台1回のみですので、参考的にご覧ください。(SPT1500のプログラムを開発される場合、特に参考になると思います。)
測定値自体は、かなり誤差のあるものと思ってください。 しかし、全体の動作における雰囲気はわかると思います。 上記からわかるように、いくつか開発や使用において注意しなければならないことがあります。 ①SPT1500(乾電池モデルのパーム)を使用しないときはクレドールに挿しっぱなしにしない。 ②SPT1500の緑色スイッチは電源OFF 中でも、ROMがイネーブルの場合、ボタンを押すとかなりの電流が流れます。 ③電源ONの場合、入力待機時も20mA以上電流が流れていますので、なるべく自動オフまでの時間は短くしておく。 ④Symbolで電池節約のためにROMをOFFにするようにかかれていますが、それ自体ではそれほど電流は変化ありませんでした。スキャン待ちの状態で電源自動オフになった場合、常に電流が流れているのではないかと心配していましたが、取り越し苦労でした。(どちらかと言うと②の問題のほうが大きい) ⑤シリアル通信はそれなりに電気を食います。これはポーリングでCPUが待ちうけに入れないのと、通信バッファIC自体の消費電流のためからきていると思います。 ⑥PalmOS3.5の初期設定でPalmの絵が回転している画面の場合、かなり電流を食います。これは絵を書き替えるためCPUが常に動いているからだと思います。Palmで絵を動かすのは電源的に結構きつい作業のようです。 ⑦電源スイッチOFFでの消費電流が多すぎます。本来電源OFFの場合、測定限界以下になってほしいと思います。。
Palmはハードウェアを超省エネ構造にしているのではなく、なるべくCPUの動作を減らし、無駄な電力消費を抑え電池をを持たすようになっています。したがって、大きな処理(重い処理)を行うと電池的にかなり厳しくなります。 電池消費を確かめた上で思ったことは、(Palm開発では以前からよく言われていますが)データベースなどはあらかじめソートを行ったり、インデックス等をパソコンで作成し、Palmではそれを検索するだけにするといったダイナミックなメモリ操作を行わないような工夫が必要です。
測定日: Jan.26.2001 上記測定及び考察はテクノベインズで独自に調査したものであって、メーカー発表のものではありません。
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