CCDスキャナの仕組みCCDタイプのバーコードスキャナ![]() ビデオカメラなどのCCDと異なる点は、ビデオカメラが2次元(2D)の面をカラーで読み込むのに対し、一般的なバーコードスキャナは1直線の線(1D)をグレースケールで読み込みます。(最近は2次元バーコードやカラーバーコードなど、面や色で情報を持ったバーコードなども実用化され始めています。) スキャナ内部に内蔵した赤色LEDにより読み込むバーコードを照らします。カメラがレンズによりフィルム上に像を作りのと同じ原理で、レンズによりCCDイメージセンサ上にバーコードの像を作ります。CCDイメージセンサにより取り込まれた画像は、スキャナ内部のCPUで解析することで、画像中に含まれるバーコードを判別・読み込みます。 CCDタイプのバーコードスキャナの特徴![]() 非常にすぐれた方式なのですが、発売された当初は非常に高価でした。 しかし、半導体とソフトウェアで構成されたスキャナですので。 パソコン同様量産することで大幅に価格がさがりました。 現在では価格も大変安くなり、バーコードスキャナといえばCCDスキャナを指すぐらい広く普及しています。 写真奥の横長四角がCCDイメージセンサ、手前の黒丸がレンズです。 CCDイメージセンサとはCCDはCharge Coupled Deviceの略です。トランジスタなど半導体素子は、本来光があたると電気的特性が変わる性質があります。通常半導体はこのような外的変化を抑えるように作られていますが、光を感知する事が目的で製造されているフォトトランジスターやフォトダイオードなどセンサー素子では、光の影響を受け変化しやすく作られています。これら素子では、光の強弱を電荷(電気のエネルギー)に変換することができます。数千個のフォトトランジスタを半導体のウェハ上に1列に並べれば原理的にはリニアイメージセンサはできます。しかし、素子1個1個に配線を行い情報を取り出すということは莫大な数の配線が必要になり、特に、いくらICが高密度化されてきたといっても限界があります。さらに、CCDの場合、光を受ける半導体部分の表面に金属配線を行えません。 それを解決するために、CCDでは各受光素子部分で受け取った光の強弱の信号を電荷とし、隣のセルブロックへバケツリレー式に送ることで、いくつかの共通した制御線を配するだけで構成されています。 バーコードスキャナではインターライン転送型がおもに使用されていると思われます。 CCDイメージセンサの特徴CCDは、半導体による固体撮像素子であるため、以下のような非常に優れた特徴があります。
多くのバーコードスキャナは、バーコードを解析するCPU(デコーダ)およびキーボードインターフェースをバーコードスキャナ内部に備えているため、パソコンへ直接接続することができます。 CCDスキャナの性能CCDスキャナは電子製品ですが、デジカメなどと同じく光学製品でもあるので、それらも性能に影響します。
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