センサー用ユーティリティSendToSensor

「SendToSensor」 はセンサーの動作確認や設定を行うためのWindowsPC用ユーティリティソフトです。
テクノべインズで販売している全てのセンサーに対応しています。
各センサーのコマンド一覧やコマンドの説明なども確認することができます。


使用手順

1. PCにドライバをインストールします
CP210x USB to UART Bridge VCP Drivers の「CP210x Universal Windows Driver」をクリック、センサー通信モジュールのドライバーをダウンロード、PCにインストールします。
2. センサーとPCを接続します
センサー通信モジュールをPCのUSBポートに接続します。
センサーをPCに接続します
3. SendToSensor.exe を立ち上げます
「ファイル」-「設定」から「接続ポート」を選択、「OK」をクリックします。
センサー用ユーティリティソフト 接続ポート設定
4. 接続しているセンサーの種類を選択します
「ファイル」-「ボード」から接続しているセンサーのボード名を選択します。
センサー名とボード名の対応は以下の通りです。
型番センサー名ボード名
SEM01SWスイッチセンサーTVCO0001
SEM02TH温湿度気圧センサーTVCO0002
SEM03LI明度センサーTVCO0003
SEM04MT人感センサーTVCO0004
SEM05PS近接センサーTVCO0005
センサー用ユーティリティソフト ボート選択
5. センサーとPC間の通信を開始します
「ファイル」-「接続」をクリックします。
センサー用ユーティリティソフト センサーに接続
6. 接続したセンサーに装備されたコマンド一覧が表示されます
コマンド一覧から送信したいコマンドを選択、自動で中央部のテキストボックスにコマンドが入力されます。
「送信」ボタンを押してセンサーにコマンドを送信します。
センサー用ユーティリティソフト コマンド送受信画面

USBスイッチ使用時の閾値設定方法

USBスイッチを使用する前に、USBスイッチに接続するセンサーに閾値などを設定する必要があります。
センサーの閾値には下限値、上限値の2値あります。(※1)

閾値の上限値以上または下限値以下でUSBスイッチはUSB機器への電源供給をON/OFFします。
センサーの動作モードにより、閾値によるUSBスイッチの動きが異なります。

 動作モードが「G」の場合
 センサーの値が閾値の上限値以上になるとUSBスイッチはUSB機器を自動でONにします。
 センサーの値が閾値の下限値以下になるとUSBスイッチはUSB機器を自動でOFFにします。
 動作モードが「L」の場合
 センサーの値が閾値の上限値以上になるとUSBスイッチはUSB機器を自動でOFFにします。
 センサーの値が閾値の下限値以下になるとUSBスイッチはUSB機器を自動でONにします。

使用例として温度センサーとUSB扇風機を使用、以下の値を設定する手順を説明します。
温度が28度以上になるとUSB扇風機がON、27.5度以下になるとUSB扇風機がOFFします。
  • 温度センサーの動作モード:「G」
  • 閾値の上限値:「28.0」度
  • 閾値の下限値:「27.5」度
USBスイッチ接続例
1. 動作モードを設定
「コマンド」、「センサーユニット」、「動作モード」を以下の通り選択、「送信」をクリックします。
  • コマンド: $M Set Mode
  • センサーユニット: 01 温度
  • 動作モード: G 閾値上限以上 ON
センサー用ユーティリティソフト モード設定
2. 閾値を設定
「コマンド」、「センサーユニット」を以下の通り選択します。「温度 下限値」、「温度 上限値」を入力、「送信」をクリックします。
  • コマンド: $T Set Threshold
  • センサーユニット: 01 温度
  • 温度 下限値: 27.5
  • 温度 上限値: 28.0
センサー用ユーティリティソフト 閾値設定
(※1)なぜ閾値が2値ある?
センサーは閾値以上、閾値以下で ON/OFF データをコントローラ(ここではUSBスイッチ)に送信するので、 閾値付近でセンサーの値が細かく変動するとON, OFFデータが頻繁にコントローラに送信され、 コントローラに悪影響を与えるからです。