VFD256DISP3

VFD256DISP3の使い方

「VFD256DISP3」は、Windows PC用VFD256Ⅲユーティリティソフトウェアです。 本プログラムを使用することで、VFD256Ⅲへの表示をPC上から簡単に行うことができます。 ダイアログを使用した表示の他、パラメータとして表示メッセージを付加してEXEを実行することもできるため、 お客様のプログラムからEXEを呼び出すことで、VFD256Ⅲにメッセージを表示できます。
対応OS:Windows10 32bit版、64bit版
Windows11 64bit版
VFD256DISP3を立ち上げた際のダイアログ画面です。
タブを1~5までの合計50個のメッセージを登録できます。 タブ名を変更することもできます。
登録したメッセージのタイトルが表示されているボタンを押すと、VFD256Ⅲにメッセージが表示されます。
VFD256DISP3トップ画面
「設定」: 設定画面が立ち上がります。最初にここで動作確認を行います。
VFD256DISP3設定画面
「Language」: 日本語、英語に表示を切り替えます。
「登録モードに切替」: 登録モード、表示モードに切り替わります。
「ファイル読込」: ファイルでメッセージの登録変更を行うことができます。
トップ画面の「登録モードに切替」ボタンを押して、タイトルが表示されているボタンを押すとメッセージ登録画面が表示されます。
VFD256DISP3登録画面
「タイトル」: 入力した文字列がタイトル名になります。
「表示モード」: VFD256Ⅲに表示させる行数、文字サイズを指定します。
「1行目」: VFD256Ⅲの1行目に表示させる文字列を入力します。
「2行目」: VFD256Ⅲの2行目に表示させる文字列を入力します。
「3行目」: VFD256Ⅲの3行目に表示させる文字列を入力します。
「4行目」: VFD256Ⅲの4行目に表示させる文字列を入力します。
「スクロール」: 入力した文字列が以下の文字サイズ、表示位置で横にスクロールします。
「文字サイズ」: 8,16,32dotから選択します。(8dotは半角のみ)
「表示位置」: 0~7(VFD256Ⅲ画面の縦位置)から選択します。


VFD256DISP3のパラメータ

コマンドラインや、お客様が開発されたプログラムなどから「VFD256DISP3.exe」にパラメータを付けて起動すると、ダイアログを表示せずにVFD256Ⅲを制御できます。
半角文字で指定します。例えば以下のようにパラメータを付加させて、メッセージをVFD256Ⅲに送ります。

VFD256DISP3.exe /Ma3 "1行目に表示する文字列" "2行目に表示する文字列"

VFD256DISP3は10種類の表示モードがあります。表示モードで使用するパラメータ以下の通りです。
パラメータ 内容
/Ma3 "文字列1" "文字列2" 1行目に文字列1を文字サイズ32dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ32dotで表示
/Mb "文字列1" "文字列2" "文字列3" "文字列4" 1行目に文字列1を文字サイズ16dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ16dotで表示
3行目に文字列3を文字サイズ16dotで表示
4行目に文字列4を文字サイズ16dotで表示
/Mc "文字列1" "文字列2" "文字列3" 1行目に文字列1を文字サイズ16dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ16dotで表示
3行目に文字列3を文字サイズ16dotで表示
/Md "文字列1" "文字列2" "文字列3" 1行目に文字列1を文字サイズ16dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ32dotで表示
3行目に文字列3を文字サイズ16dotで表示
/Mf3 "文字列1" "文字列2" "文字列3" 1行目に文字列1を文字サイズ16dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ16dotで表示
3行目に文字列3を文字サイズ32dotで表示
/Mi "文字列1" "文字列2" 1行目に文字列1を文字サイズ16dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ16dotで表示
/Mj "文字列1" "文字列2" 1行目に文字列1を文字サイズ16dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ32dotで表示
/Mk "文字列1" "文字列2" 1行目に文字列1を文字サイズ16dotで表示
2行目に文字列2を文字サイズ48dotで表示
/Ml "文字列1" 1行目に文字列1を文字サイズ48dotで表示
/Mm "文字列1" 1行目に文字列1を文字サイズ64dotで表示
/CLS VFD256Ⅲの表示をクリアします。


パラメータを使用したサンプルプログラム

VFD256DISP.exe にパラメータを指定して表示させるVBで作成したサンプルプログラムです。 ここでは、「C:\vfd256disp3」にVFD256DISP3のexe、INIファイル一式があるとします。 また、VFD256DISP3.INIファイルのPortが正しいCOM番号になっていることを確認してください。
VFD256DISP3サンプルプログラム

Public Class ExeSample

  Private Sub BtnDisp_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles BtnDisp.Click

    Dim msg1 As String = """合計金額 \10,000"""
    Dim msg2 As String = """お釣り      \200"""

    Shell("C:\vfd256disp3\VFD256DISP3.exe /Ma3" & Space(1) & msg1 & Space(1) & msg2)

  End Sub

  Private Sub BtnClear_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles BtnClear.Click

    Shell("C:\vfd256disp3\VFD256DISP3.exe /CLS")

  End Sub

End Class