BASIC-programmable Ethernet Board

テクノベインズは、Tibbo製品の公式ディストリビューターです。
  PICマイコンによるLEDの点滅
 

    ボードにPICマイコンとLEDなどを実装し、動作させるプログラムを作成します。最初にユニバーサルボードに追加するパーツなどを説明します。その後にPICマイコンで動作させるプログラムを説明します。

    ユニバーサルボードにパーツを追加する

    1. ユニバーサルボード上に用意されたパターンに、部品番号IC1のPIC16F1827、C4のコンデンサ、R7の抵抗器、R8の抵抗器をはんだ付けします。必要に応じてICソケットを使用してください。
      こちらに回路図UBPIC500A-ST 部品表UBPIC500A-FL 部品表を用意しました。参照ください。

      ブザー(BZ1)を実装する際の注意点

      回路図には記載されていませんが、PICマイコンによりON、OFFさせるLEDと抵抗器もはんだ付けします。部品を実装する場所は、ボード上の空いている場所かまたは、CN5に直接実装します。パーツは、LED(ここでは赤色を使用)と200Ωの抵抗器です。LEDのカソード端子をCN5の10番ピンから出ているEM500の信号線RA0にはんだ付けします。LEDのアノードと直列に200Ωの抵抗器をはんだ付けし、もう一方をCN5の1番ピン(+3.3V)にはんだ付けしてください。下の写真はCN5のコネクタに取り付けています。


    プログラムを作成する

    1. PICマイコンでプログラムを作成するための統合開発環境である「MPLAB X IDE」をインストールします。MPLAB X IDEをインストール後に、プログラム開発言語として使用する、Cコンパイラをインストールします。
      MPLAB X IDEとCコンパイラはこちらからダウンロードできます。

       MPLAB X IDE
       MPLAB XC8 コンパイラ

    2. インストールが終わりましたらMPLAB X IDEを起動し、ユニバーサルボード用のサンプルプログラムを読み込みます。
       こちらから→PIC_IO01.zipファイルをダウンロードし、展開した状態にします。

      MPLAB X IDEに戻り、メニューから[File] - [Open Project...]を選択します。ファイル選択のウインドウが開きますので、先ほどのzipファイルを展開した場所から、"PIC_IO01"を選択し「Open Project」ボタンをクリックします。暫くするとMPLAB X IDEの左上部の「Project」タブに「PC_IO01」のプロジェクトが読み込まれます。左横をクリックしてプロジェクトを開きます。続けて「Source Files」を開き、「main.c」ファイルをダブルクリックします。ウインドウの右側に「main.c」のソースファイルが開かれます。

      プログラムソースの内容は、タイマ0を使用し、0.5秒毎にLEDを点灯、消灯させています。詳しくはソースファイルのコメントを参照ください。

    3. ソースファイルのビルド(コンパイル)を行います。ユニバーサルボードのCN4のコネクタにプログラムデバッグ用のPICkit3を接続し、ユニバーサルボードの電源を入れます。
      MPLAB X IDEに戻り、メニューから[Run] - [Build Project(PIC_IO01)]を選択します。ソースファイル画面の下の[PIC_IO01(build. Load)]タブに、ビルド処理の進行状態が表示されます。この表示が[Loading completed]になると、ビルドは終了です。

    4. デバッグ実行を行います。メニューから[Debug] - [Debug Project(PIC_IO01)]を選択し、デバッグを開始します。ソースファイル画面の下の[PICkit 3]タブに、デバッグ準備の進行状態が表示されます。この表示が[Running]になると、プログラムがデバッグ実行となります。
      正常に実行していれば、実装したLEDが点滅しているのが分かります。デバッグを停止するにはメニューから[Debug] - [Finish Debugger Session]を選択します。


    5. プログラムをPICマイコンに書き込む場合は、メニューから[Run] - [Run Project(PIC_IO01)]を選択します。ソースファイル画面の下の[PICkit 3]タブに、Run処理の進行状態が表示されます。この表示が[Programming/Verify complete]になると、プログラムが書き込まれ実行状態となります。この状態から、ユニバーサルボードの電源を切り、PICkit3を取り外し、再度電源を入れると、PICに書かれたプログラムが実行されてLEDの点滅が確認できます。


    これで、「PICマイコンによるLEDの点滅」の動作確認は終了です。

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