DWS48MRS製品変更情報


2002年2月出荷分よりDWS48MRSのインターフェースが若干変更されます。
(2002年2月以降はDWS48MRSからすべてDWS48MRS-2での出荷となります。)
今回のマイナーチェンジは、主に特定のパソコンで発生する問題点に対応する為の改良です。
一部仕様が変更になりますので、製品型番をDWS48MRS-2と変更いたしました。

DWS48MRS本体とはインターフェースボード変更のみのマイナーチェンジであり、本体外観、色・トレイ等の機械的変更はありません。
インターフェースボードの変更に伴い、添付ユーティリティソフト、付属ケーブルも変更になります。
また、付属ケーブル等でインターフェースボードコネクタ変更に対応していますので、パソコン接続部での変更はありません。
添付ユーティリティソフトは機種選択が増えましたが、基本的な操作方法等は変更ありません。
添付ユーティリティソフトをご使用いただいている場合、そのまま同じ形式でご利用いただけます。
添付サンプルソフトをご参考の上、独自の制御を組み込まれている場合、インターフェースボードにいくつか仕様に変更がございますので、DWS48MRSとDWS48MRS-2を混在してご使用いただく場合、制御方法をご確認のほどよろしくお願い申し上げます。

 

変更点

付属ケーブル変更

DWS48MRSは専用のクロスケーブルを使用していましたが、新インターフェースではストレートタイプの9PinDsub(オス、メス)が使用できるように変更されています。そのため、一般に市販されております汎用ケーブルとの交換が可能になります。
ケーブル変更に合わせて、ドロワ本体背面コネクタ仕様が変更されました。

接続コネクタ変更

DWS48MRSはD-Sub9Pinオスコネクタですが、DWS48MRS-2はD-Sub9Pinメスコネクタに変更されました。
また、出力信号もストレートケーブルでパソコンと接続できるように変更されています。

インターフェース仕様の変更

長時間連続オープンの自動停止

ソレノイド(引き出しオープン用の電磁石)損傷防止のため、一定時間/一定間隔でのソレノイド通電をインターフェースで禁止します。
ソレノイドは通電時間はソフトウェアから制御します。
本ドロワはシリアルデータ出力で動作しますので、ユーザーがオープンをし続けたり、プログラム的にコマンド送信状態になり続けてしまった場合、ドロワ内部にて一定期間でソレノイドがOFFに制御します。(これらは、どちらかと言うとプログラムのBUGとおもわれます。)
また、ソレノイドがOFF状態は一定期間で自動復帰します。

電源投入時不用意に開閉しない

ドロワの電源投入後、約5秒程度はコマンドを受け付けません。
これにより、電源投入時にシリアルポートが安定せずゴミデータを発生するパソコンでの問題を回避します。
(ドッッキングステーションやポートリプリケータなどでシリアルポートが拡張された装置などに有効です。)

連続信号での開放禁止

送信信号の直流成分ではオープンは禁止になりました。
従来は連続信号(Break信号)でオープンできましたが、パソコンのバグによりポートを使っていない間+5Vが出続ける機種があります。
これは、明らかにパソコン側ハードウェアのBUGであり、シリアル通信ポートの規定を満たしていません。
それらのバグを回避するために、送信データでのみオープンできるように変更されました。
(GateWayのノートパソコンにポートリプリケータをつけた場合、Windowsが起動するまでの間、同問題が発生する機種がありました。
NECのWebによると、同社ノートパソコンLavieの機種によっても同様のことがあったようで、BIOSが変更されたようです。)

ソレノイド制御タイミング

DWS48MRSのユーティリティソフトでDWS48MRS-2を制御した場合、ソレノイドが複数回に引かれます。
(そのばあい、引き出しがオープンした後も、しばらくソレノイド音が聞こえます。)
回路的に反応が早くなっている点と、内部で一定間隔保持しますので従来より短いタイミングで使用することになります。

変更される場合、下記制御推奨値をご参考ください。

 

入力レベルの安定化

通常は±12Vでスイングする(はずの)RS232ですが、最近のパソコンは(特にノートブック)省エネルギーのため、RS232を±5Vもしくは0-5Vで制御しているものがあります。また、MAX232のような+5V単一電源で動作するRS232の場合、約±10V振幅しています。

接続するパソコンによる影響を少なくするために、これらシリアルインターフェースの信号電圧差を吸収する回路が組み込まれました。


 

制御推奨値

DWS48MRS-2では以下の値を推奨します。

ボーレート:300BPS

出力コマンド: 00h、00h    (2char )

DrawerOpenユーティリティ(付属)はV1.1からDWS48MRS-2機種選択ができます。また、カウント値を2に設定いただければ従来ユーティリティでもそのまま使用できます。

 

DWS48MRSで独自オープン制御を作製され、オープンにBreak信号を用いて制御されている場合や、1200BPSを超えた速度で制御されている場合、DWS48MRS-2を混在される場合、ご使用前に動作のご確認をお願いします。

また、今後も改良に伴い仕様変更される場合が考えられます。ご自分で制御プログラムを作成される場合、ボーレート、送信文字種類、送信文字数を可変できるようにおつくりいただく事を推奨いたします。

Last Update : 2011/09/09


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