UCM-0822A U.si:maの変遷


10年以上前、弊社では386のATマーザーボードの設計やEGAビデオボードの設計など行っていました。
その後、国産での設計はコスト的にあわなくなり、パソコン本体の設計からはしばらく遠ざかっていました。
バーコードやレジ周辺機器などを販売している中で、安いパソコンは増えてきているものの、業務で使用できるコンピュータがなくなってきました。
そのようなことで、数年前からファンレス構想はあったのですが、その時点ではCPUのスピードアップ(発熱の増加)しか世の中にありませんでした。
2002年春にEPIA MiniITXが登場して、業務で使用できるファンレスコンピュータの構想が始まりました。
2002年夏ころから具体的なターゲットを定め、現在に至りました。

U.si:ma試作機の変遷

フェーズ1
[テスト済み残骸]

2002/秋

upc00_frontside.jpg (18044 バイト)
ダンボール製で各種予備実験を行う。
フェーズ2
WS Ver.1
[アルミケース]

2003/1月初

upc01_frontside.jpg (27675 バイト) ph2_open_rear.jpg (36870 バイト)
アルミケースによる試作。HDDは縦付け
内部は1層構造
フェーズ3
[内部複層、幅小型化]

2003/1月末

upc03_inner1.jpg (42515 バイト)
内部構造を多層化試作機。小型化/筐体強度へのテスト
フェーズ4
ES Ver.1用試作
[薄型化]

2003/2月末

body1front.jpg (47678 バイト) ph2_open.jpg (48096 バイト)
薄型化への試作。基本構造の構築。社外テスト。
フェーズ5
CS Ver.1用試作
[縦フィン]

2003/4月初

body2ugl.jpg (38942 バイト)
量産機へ近づきました。
フェーズ6
CS Ver.2用試作
[CS評価用出荷機]

2003/6月中

front_stay_bb_640.jpg (49967 バイト)
内部基板など最終形態を探っています。
量産まで1歩です。

開発日記のページより抜粋しました。

天板に大きな穴があったり、アクリルではさまれたり.....、放熱や構造試作として上記写真にはない、いろんな試作品が作られました。
1年近くかかってしまいましたが、1歩ずつ進歩しています。


Last Update : 2011/09/09

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