[製品開発事例]ネットワークランプ（NETWORK LAMP）

ネットワークランプは、ネットワークが配線された離れた事務所、倉庫などの場所の人間に対し、ネットワークを通じてランプやアラームによる呼びかけを行い、その応答を知ることができます。

• ネットワークランプは、ネットワーク制御コントローラおよびパソコンなどで標準のイーサネットのネットワークインターフェースを内蔵しています。10Base-Tに直接接続しますので、端末側のパソコンは不要です。

•  本体上部の大きな警告ランプおよびアラーム音で警報を発します。

• ネットワークランプに接続された大きな押しボタンスイッチ（写真手前の黒い四角のスイッチ）を押すことで、警報をとめることができます。

• ネットワークに接続されたリモートコマンド発行・監視パソコンは、ネットワークランプの状態をモニタすることができますので、送信先の人間が警報に応答したことがわかります。

• ネットワークランプはTCP/IPのネットワークサーバーとして動作します。設定プログラムを用いることで、ネットワークランプのIPアドレスを自由に設定できます。

• IPアドレスを設定する事で、１つのシステムで１00台を超えるネットワークランプを設置することができます。（最大接続台数は、お客様がご使用されているネットワークの制限によります。）また、１台のネットワークランプを複数台のパソコンから使用する事もできます。

• 大きく見やすいランプは、産業用の高級仕様であるパトライト社製の高輝度LEDタイプを採用。電球交換の心配がなく、小型で明るく高寿命です。

• 赤およびオレンジ２段のランプを個別にコマンド制御できるので、単独点灯や交互点滅など、用途により点灯状態を選択する事ができます。（他の色のランプはロット発注による特注対応）

• 押しボタンスイッチは本体と切り離されています。本体を周囲から見やすい高いところに置き、スイッチは手の届く低いところにおくなど、自由なレイアウトが可能です。

• ランプの点滅やアラーム音はコマンドで選択できます。

• ２４V仕様のLEDランプ駆動や高効率スイッチング電源など、装置内部での発熱をなるべく抑えました。さらに、ケースに高級アルミ材を用いることで、冷却ファンを用いずにAC電源をネットワークランプに内蔵することができました。

運用実績1

日通ペリカン便様のコールセンターシステムに採用され、現在数百台のネットワークランプが関東地区の日通ペリカン様各支店や配送所で活躍中です。

運用例

運用実績2

   2001年夏、大手製鉄メーカーさんの溶鉱炉管理システムの警告等として特注品をご採用いただきました。

現在、倉敷の高炉の各セクションに設置いただきご利用いただいております。各ランプは危険度合いで色分けしてあり、上に行くほど赤いイメージになっています。センターから異常が発生した際、ランプと音で知らせます。
4段表示用に専用コマンドを作製し、工場で使用されますので、外部スピーカー端子を設けました。
パソコン不要で長時間安定して動作します。また、ネットワーク配線と電源だけで設置できますので、広大な工場に設置するには最適です。

製品展示について

本製品は弊社ショースペースにて展示しております。

ご注意

ネットワークランプはシステムに組み込んでご販売いただく製品です。ネットワークランプの制御コマンド自体は非常に簡単ですが、ネットワークに接続する機器であるため、開発にあたってはネットワークに対してある程度の知識を要します。（VB等から制御します。VBサンプルプログラムあり。）
商品の性質上、現時点ではロット単位での受注生産を行っているため、現在のところ単品での販売は行っておりません。
プログラム開発時のサポートおよび出荷後の故障につきましてはセンドバックでの製品修理を行っております。

製品開発・製造：テクノベインズ株式会社


Last Update : 2011/09/09